そういえば書いてなかったので今さら書いてみる。
笑福亭鶴瓶主演

人間というものはかくも弱いものだ。
そして、医者という職業は人の生命を握る重要な仕事。
生まれてくる子を取り上げ、意識や脈がない人を死んだと決定する。
そこやここが痛いと言う人に何の痛みかを推察し、適切に検査し薬を与える。

いや、もっと単純に。
その存在だけで安心できる何かがある。
鶴瓶さん演じる医者はそういう感じ。

長らく無医村だったところにやってくるのである。
待望のお医者さんが。
村にすぐ馴染む、人懐っこい医者である。
そこへ一人の若い医大生が研修のために訪れる。
話はここから始まる。

弱い人間だからこそ、何か不安があれば取り除こうとし、安心を求める。
医者というのは身体に関する不安を取り除いてくれるものである。
時として病魔の根源を取り除く事もあるが、本来はまず気持ちの不安を取り除くものだろう。
・・・と、思っているんだけど。
医者とは何か、という事を考える作品なんじゃないかなぁ。多分。
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# by shivaryu | 2012-02-11 00:00 | 映画
随分と長く時間をかけて読了したものだ。
感想もどう述べていいやら悩むものだ。

あらすじはこんな感じ。
時代背景は近い未来。
主人公はアメリカの特殊部隊に所属する男、クラヴィス・シェパード。
彼の主な任務は暗殺。
世界各地で起こる内乱にそっと介入し、主要人物を暗殺する。
世界の影の部分で蠢く仕事だ。

まず近い未来がリアリティ溢れる描写になっていて、およそ「2001年宇宙の旅」の描く未来とは似ても似つかない。
(あえて名作を貶める表現をさせてもらう。)
ここに出てくる「未来」は本当に近く世界で採用されてもおかしくないであろうと想像できるもの。
そんな世界の中へ、現代に見られる世界を切り取って貼り付けてある。

世界警察と揶揄されるアメリカはテロ対策と銘打って各地の内戦に介入したり、抵抗する国家・勢力へ攻撃をし戦争を起こす。
彼らは戦争という市場で稼ぎ儲けて来たので、戦争バブルを自ら引き起こさないと生計が成り立たないのだ。
そんな軍事介入の裏で彼ら特殊部隊は泥沼化する前にとどめを刺すために暗躍する。

そんなウェットワーク(汚れ仕事)をこなしている中、また暗殺指令が下る。
ジョン・ポール…何者かはわからない。ただ民間人、しかもアメリカ人。
今までと違う何かを感じつつ任務にあたるが失敗してしまう。事前に逃げられていたのだ。
実はその前にも何度かジョン・ポールの情報を掴みつつも彼はすんでの所で逃げている。
CIAやDARPA(国防高等研究局)も目をつけるこの男、実は世界各地で内乱を勃発させる"トリガー"となっていた。
なぜか彼が訪れた後、その国では指導者が大量虐殺をし、国民が政府に牙を剥く。世界が恐れる危険人物。

そして任務だから、と人を殺める事に違和感を持たないクラヴィス。
軍に指示されれば何のためらいもなく対象者の生命を断つ。そこに正義も悪も感じない。
彼はジョン・ポールを追う中、彼の愛人ルツィア・シュクロウプと出会い意識が変わる。
任務を粛々と遂行する自分にも疑問を抱き始める。

…っとまぁこんな感じ。
この著者である伊藤計劃氏はメタルギアソリッドの大ファンであり、逆に小島監督が伊藤氏の作品のファンでもありという事で私のアンテナに引っかかったのだが、SFが苦手な私はとても苦戦した。
想像が容易い内容・描写でありながら、他に色々と読んでいないと楽しめないであろう文面が多すぎた。
「藤原という名の豆腐屋のワゴンが改造されて」というくだりがあったり、「リボルバーを持った白髪の老兵」が出てきたり…伊藤氏が好きだった作品群についてオマージュがふんだんに盛り込まれている事はわかるのだが、読んで(観て)ない私にはサッパリわからず。
ただ、オチに絡めたこの作品の言いたい事はザックリ掴めた。

とりあえず読了してホッとした。
また読み返すような事があるのかどうか…。
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# by shivaryu | 2012-01-30 13:59 | 読書
映画館で観なければ!と思った作品だったので、こないだ仕事を早めに切り上げて映画館へ。
さすがに封切りしてしばらくすれば(しかも平日昼間とあれば)お客さんも少なく、ゆっくりと観る事ができた。

トム・クルーズはやっぱかっこいいね。
彼が全力で走る姿がとてもいい。
ダニエル・クレイグも同じ理由で好きだがw

んで、あらすじとしては、
IMFが誰かに邪魔されて作戦失敗し、ロシアとアメリカに険悪なムードが漂う。
大統領は諜報機関IMFを切り離す(用件名:ゴーストプロトコル)を発動。
IMF長官は信頼を取り戻し、機関を復活させるには本件での妨害勢力を除外しなければならないとイーサン(トム・クルーズ)に告げる。
現状の手持ち資材でそれをクリアするのは至難だが、イーサンはそれに挑戦する。
ロシア・アメリカ間が険悪なムードになる理由は、ロシアが保有する核ミサイルの発射コードが盗まれた事に起因しており、IMFは世界を救う為に戦う事になっていく。

作戦に取り掛かり、成功を目の前にする度に何者かに邪魔をされ、それをフォローするためにまた新たな問題を抱え…というお決まりのパターンだが、アクションもストーリーもスリリングで2時間30分ずっとスクリーンに釘付けになった。

で、今回はビール片手に観た。
とってもリッチな気分というか、大人な気分。
こういう映画の見方もあるな、とちょっと世界が広がった気がする。
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# by shivaryu | 2012-01-29 17:16 | 映画
女優さんの名前をエントリータイトルとするなんて我が事ながら異例。
というのも、「純喫茶磯部」(宮迫博之主演)という毒にも薬にもならないDVDを見て、その後に「ハサミ男」(豊川悦司主演)を観た(これまた毒にも薬にもならない…)のだが、その両方に麻生久美子さんが出ていたのだ。
TSUTAYAの麻生久美子コーナー(そういうのあんのか?w)からジャケットを引っ張り出したかのようなチョイス。
別々の棚からタイトルだけで選んだのに不思議なもんだ。

そもそも麻生久美子さんの良さに気付いたのは「SF Short Films」という映画だ。
ほんわかした面白い表情の女優さんだなぁ、というのが最初の印象。
実年齢に対して若いキャラも行けるのは顔の若さではなく、彼女の表情の豊かさだと何度か観て気づき感心した。

「純喫茶磯部」ではとんでもない適当な女を演じ、「ハサミ男」では猟奇殺人に関わる女性をシリアスに演じていたが、両者に通じて魅力の高い女性とかんj…ここまで書いて単に好きな顔なんだろうなと気付いたw

あんまり外見で女性を区別する方ではないが…。
何かと雑談している中で「好きなタレントは?」みたいな事になる時にとても困り、相手が男女どちらであっても納得するであろう回答として"新垣結衣"と言っていた。
最近は「AKBで好きな…」みたいな問いもあるので面倒だから総じて"篠田麻里子"と答えている。
と、麻生久美子さんの魅力を知った今、そう答える事を想定したが、明らかに「誰?それ?」と返ってくるのが目に見えているし、説明が面倒なのでここに記すに留めておく。
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# by shivaryu | 2012-01-04 21:39 | 携帯から
観たいなぁ、観たいなぁと思いつつ・・・やっと借りようと手に取った本作。
山田洋次監督の現代劇。

姉・吟子(吉永小百合)と弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)の切っても切れぬ家族の絆を描いたもの。
二段階で泣いた。今、ちょっと思い出しても泣ける。

吟子さんは鉄郎がどれほどどうしようもないダメな男であっても見捨てはしない。
なぜなら弟だから。
家族の深い愛情を感じたし、自分もこうあるべきだと思った。
また、きっと同じように見捨てる事なんてできないのではないか、と思う。

吉永小百合さんは美人だなぁ、とか書くんだろうなと観る前は思ってたけど(いや、どの角度から見ても美人なんだけど)この話の筋はすごく引き込まれた。
うまく表現できないけど、すごく心を刺激された。いい映画だった。
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# by shivaryu | 2011-12-25 14:20 | 映画