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購入して即日読了。軽くて非常に読みやすかった。
続編という事で、1作目の読了が必須。

1作目は江戸時代の侍・木島安兵衛が現代にやってきて、半年を過ごし帰って行った。(多分、元の時代へ。)
本作は現代の子供が江戸時代へタイムワープしてしまう。
その現代の子供というのが1作目ではまだ小さかった遊佐友也である。
友也が中学生になり、何をしてもイマイチで、熱くなれずにくすぶっていた最中にタイムワープ。
江戸時代へ渡ると、ブリーチで茶髪にしてた事によって紅毛人(こうもうじん=つまりは外人さん)と勘違いされたりする。
おりしも幕府が鎖国政策を決定した頃とあって、ピリピリしている。(蘭学だけが認められていた頃。ペリーはまだ来てない。)

安兵衛の生家を訪ねるも不在。
なんでも神隠しにあって半年の間、姿を消していたが突然戻ってきて、侍をやめて菓子職人に。
しかしそれも飢饉などの影響で食材の価格が高騰。立ち行かず、安兵衛の店は閉まっていた。

友也はいつか聞いたことのあるタイムワープで江戸時代に来ていたので、安兵衛に会えば何とかなる、と思っていただけにすっかり肩を落としてしまう。
しかも紅毛人だと追い回され・・・そこで麟太郎という少年と出会う。 そう、勝麟太郎、つまりは勝海舟である。

現代人が忘れかけていた何かを友也は取り戻して行く。そして現代へ帰って行くのだが・・・その道のりは長く険しいものなのである。
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by shivaryu | 2010-12-19 10:03 | 読書
会社の女性社員から「面白いから読んでみて」と薦められた1冊。
読むに軽いし面白い。ありそうでなかったかも知れない感じ。

主人公・宝生麗子は国立署・捜査一課(死亡事件担当)の刑事である。
という表の顔を持っている、お嬢様。
日本でも唯一と言える大財閥・宝生グループ。その総帥の娘である。
ただぬくぬくとお嬢様してるだけがイヤで何を思ったか刑事となった。
バーバリーの黒のパンツスーツを着ていながら「マルイで吊ってあったのを買った」と言い切り(男性警官は疎いので気づかない)颯爽と殺人事件の現場で立ち回るのだ。

さて・・・この本の帯に書いてある。「恐れながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」と。
探偵ホームズに医者であるワトソンが随伴していたように彼女にもパートナーがいる。
それが執事・影山である。
くそ暑い熱帯夜であろうと真っ黒のスーツを着用し、宝生財閥のお嬢様をお守りしているのである。

殺人事件の現場を検証し終え、現場近くでリムジンを駆る影山がお出迎え。
帰宅し優雅なディナーを楽しんだ後でワインを飲みながら今日の事件について考える。
そんなときに影山が「何かのお役に立てたら」と事件現場や関係者についての情報を話す。
(もちろん一般的にこんな事しちゃだめだけど、そこは忠実なる執事との信頼関係あっての事)

そこでさっきの言葉だ。
一瞬、何を言われたかもわからなくなるような侮辱的な言葉。
「クビよ!クビッ!出ていけ!」とか言いながらも"さも犯人を知っている"げな影山を追い出せない。
ひと時はこの感情を堪え、影山の推理に耳を傾ける。
さすが「野球選手か探偵になろうと思っていた」だけはある。
現場の状況や関係者の人間関係などを麗子から聞いただけで見事に論理的に犯人を導き出すのだ。

と、こんなパターンの推理モノなんだが、キャラが立ってて面白い。
上司の風祭警部(環境汚染してガソリンを浪費するような車を売ってる会社の御曹司)もいい味を出す。
さすがにこのパターンで行くと早々にネタも尽きそうだが、この1冊を読みきるのにそんなに時間は必要なかった。
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by shivaryu | 2010-12-17 13:58 | 読書
2010年の主なデータ
読了した書数:23冊(2010/12/10現在)
買ったメガネの数:3本(おととい届いたのも含む)
買ったゲーム数:4本(弟にもらったMGSPW含む)
好きかもしんないおねいちゃん:数人(△2人ぐらい?だと思う)
震えるぐらいに怒った回数:2回

2010年の傾向
音楽:エレクトロな感じ。 っていうかナカタヤスタカ関連。
   (買ったPerfumeのライブDVD:4枚)
読書:ミステリー寄り。
ゲーム:新しいものに興味をひかれなかった。
     買ったのは「太閤立志伝6(PSP)」「MGS3(PS2)」「G.T.A.4(PS3)」
女性:瞬間的に「顔がかわいくなきゃ」と思ったけど、やっぱりそんなのどうでもよかった。
    お話した時のフィーリングが最も重要なのには変化なし。
身体:風邪を2回ひきかけた所で封殺した記憶がある。
    総じて喉を痛めやすく、気管支が弱っているのは実感あり。タバコが原因だな・・・。
    体重は11月の健診では若干の減少。退社後に地下鉄3駅分歩いている効果か?
仕事:言うに及ばず。給料分+2000円ぐらいは働いている。が、それは「つもり」であるw
    評価は私がするもんじゃない。

昨日、弟にサラリーマンに必須の素養である「忍耐」について語った。
彼には未だそれを習得できるほどの懐の深さがないらしい。
そしてわが身を振り返り、忍耐が備わっているのか自問する。
まだまだ、だ。
センスがないなりに10年を同じ会社で過ごして多少はマシになったものと思っている。
それは来年にも退職される元上司に「お前もオトナになったなぁ。」としみじみ言われたからである。
あの人に認めてもらえるなら、「(入社当初を考えれば)ちょっとは成長したでしょ?」と自ら言ってもいい気がする。
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by shivaryu | 2010-12-10 15:12 | 日常
読み終えたのはもうちょい前だけど・・・。
12/24に下巻が出るのを確認しての購入だったけど、読了がちょっと早すぎたw

最初は性質の悪い"イベント"だと認識されていたけど、次第にこれが"ゲーム"だと思い始める。
誰が死に、誰が生き残るのか、という。

「生贄の穴」は、誰かが身を投じることで「自分以外の全ての人が生きながらえる」事ができる。
誰もここへ身を投じない場合は全滅なのだが、クラス単位で生き残る方法がある。
それが「投票システム」だ。
教室に設置された電子黒板にクラスメイトの名前があり、まるで営業成績のグラフのような状態になっている。
生徒達は先に行われた健康診断の後にリストバンドを装着されている。
これにはジョグダイヤルと液晶画面があり、時計表示がされているのだが、ジョグダイヤルを回すとクラスメイトの名前が順に表示される。
クラスメイトの名前が表示された状態でジョグダイヤルを押し込むと、その人へ一票投じる事となる。
多数決により最も票の多い者は死亡する。だが、これによってそれ以外の者は生きながらえる事ができる。

この"ゲーム"については特別な説明がなく、ルールが不明だった。
ただ「生贄を捧げなければ死にます」という説明だけ。
この"イベント"が始まった当初は誰もが悪ふざけだと思っていた、それゆえ混乱の中で「投票システム」は利用された。
自分で自分に投票して見せたのだ。(そして死んでいったのだが。)
これにより、悪ふざけのイベントではなく生き残りを賭けた"ゲーム"なのだと気付き始める。

「生贄の穴」の近くには巨大な電光掲示板があり、時間表示と「Value 24」という表記がされていた。
これがどういう意味なのかは当初わかっていなかったが、後に「生贄の穴」の価値であると判明する。
つまりは、生贄を捧げることで次のタイムリミットまで24時間延長されるのだ。
更には徐々にその価値は下がって行く事になる。

この「投票システム」により学生達は疑心暗鬼になり、あるいは恋人との愛を確かめて多くのみんなのために死を覚悟したり・・・。
友達や好きだった人の死に直面した絶望感や悲壮感と、生きるための希望がいいバランスで保たれた文章構成で飽きる事なく読み進められる。

ただ、誤字も散見されたり、また、一部わかりにくい言い回しなのか文章ミスもあった。
版を改める頃にそれらが校正される事を期待する。

とか言いつつ、下巻が今から楽しみで仕方ない。
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by shivaryu | 2010-12-06 15:20 | 読書