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緊張と緩和

桂文珍氏が関西大学で講師を務めてらした頃の授業内容を書き起こした本が確かあったかと思われる。
それを母の薦めで高校生くらいの時に読んだ訳だ。
非常に面白く、当時の私は大学もいいなぁと思った。が、それよりも早く社会へ出る事を望んだ。
2年間の専門学校生活を送り、そんな学校生活でも脱落していく人たちを多く見て「あぁ、大学へ入っていたら自分も脱落していく人間となっていた可能性が高いな」と実感したものだ。
10代にとって4年という月日は長すぎる。ハタチを超えれば時間の経過は早くなるなどと言い(30を目前にしてまさにその通りだと思うばかりだが)、自分がもし、と想像すると、そのとっかかりの2年を大学でダラけて浪費していただろうと容易に想像できる。
たま~に高校へ進学した時の様な気持ちで大学へ進学していたら、と悔やむ時はある。が、それはそれ。今は今で満足している自分がいるから問題ない。

さて、話が横道にそれたが…冒頭の書籍で、タイトルの言葉があった。
授業という「緊張」、休み時間という「緩和」のバランスを大事にという話だった。
例に漏れず、新入社員が私の職場にも入ってきた。
普通の人みたいなので、当然ながら緊張している面持ちだった。
話す機会があったのでその緊張を解きほぐす役目をしていたのだが…どうも人見知りするタイプらしく、初対面というのは得意じゃないらしい。
で、いつもどおりに同僚とランチに出た時にその新人の話をしていて、同僚いわく「どう接していいかわかりにくい人」という評価だった。

本人と接し、同僚と話をして自分なりに新入社員を分析するに良くも悪くも緊張を与えてるんだと思った。
今日も話をする機会があれば、「人の気持ちがゆるむような」会話を心がけてと伝えようと思う。
by shivaryu | 2007-04-03 13:36 | 日常