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BE-BOP HIGH SCHOOL

初作(1985年)と「高校与太郎哀歌」(1986年)を観た。

なぜだか急に観たくなったこのシリーズ。
ヤングマガジンで連載されていたツッパリ高校生漫画。
ナンパな硬派モノの代名詞とも言えるんじゃなかろうか。
(私の中で硬い硬派といえば「男一匹ガキ大将」とか…まぁ狙う年代違いますけど、本宮作品のツッパリがソレだと思ってます。)
この漫画を機にナンパなツッパリモノって結構出ましたよね。
「湘南純愛組」や「カメレオン」、「今日から俺は」とか。
ロックが生き方ではなくファッションとなってしまったように、ツッパリも思想観念からファッションになっていった、そんな過渡期に出てきたものと感じております。

主役はダブりの高校生、加藤ヒロシと中間トオル。
しかし実にこの配役の妙が効いてるんだ。清水宏次朗仲村トオル
この軽さがなんともたまらない。まさに「ヒロシとトオル」って感じで。
ヒロインとして三原山順子(宮崎ますみ)と泉今日子(中山美穂)。
不良と優等生ってコントラストがわかりやすい。
また、作品によってキャラが違うけど(初作では敵対する高校のNo.1、後にヒロシ&トオルと仲のいい別キャラになる)今のVシネマのヤクザモノで主役級の小沢仁志なんかも出てたりして。

この映画シリーズって「仁義なき戦い」やその他の追随する東映ヤクザ映画が結構インスパイアされている。
マル暴担当である4課から少年課に左遷された、という刑事・鬼島(地位武夫)は全シリーズに顔を出す。(…いや、完結編だけ菅原文太だったような記憶が。。。)
姿形はヤクザそのもの。しゃべり口が仁義の文ちゃんそっくり。
また、2作目「哀歌」では、トオルの敵としてテルが登場する。(このテルを演じる人が後にも先にも最強のヤンキー役と言われている。)
そのテルのオヤジが成田三樹夫だ。
トオルがテルに襲われるシーンがあり、それは松方弘樹主演の任侠映画が公開されてる映画館前だったりする。(看板の松方に惚れ惚れしてるトオルの姿が見られる。)

また話がgdgdになりそうなので〆るが、笑いあり、アクションあり。しかもバランスが取れてるから往年の優秀な作品と言えるなぁと思う訳だ。
要約すると、面白かったし、かっこよかった(*´д`)
by shivaryu | 2006-07-19 17:59 | 映画