仁義なき戦い 頂上作戦

広島の喧嘩いうたら、とるかとられるかで!?
いっぺん後ろに回ったら死ぬまで先頭をとれんのじゃけえ。

(幹部・河西を射殺された広能がなだめる明石組・岩井に放った言)

ほいじゃ言うといたるがの。
広島ん極道はイモかもしれんが、いっぺんも旅の風下に立ったことはないんで。
神戸のもんは猫一匹通せんけえ、おどれらよう覚えとれや

(明石組・岩井と対峙した山守組若頭・武田の言)

サブタイトル「頂上作戦」は警察が掲げた暴力団一掃の作戦名。
下っ端だけでなく、親分をも巻き込んだ取締りを行なう事に関連している。
映画タイトル「仁義なき戦い」然り、「代理戦争」ともども後に慣用句として扱われる代表的語句である。

前作からの延長戦上で話は進む。
対立しているのは早川組と打本会(広島)・槙原組と広能組(呉)。
早川・槙原には山守がバックにつき、神戸の神和会の後ろ盾もある。
対して打本会・広能組のバックには神戸の明石組の後ろ盾。
前作「代理戦争」は今に至って続いているという状況。
相変わらず打本は弱腰を決め込むが若衆は野心を燃やして抗争に挑んでいる。
呉と広島を舞台にゲリラ戦を展開していく。
そうして数々の抗争が繰り広げられるのだが、多くの一般市民が巻き込まれ、暴力団排除の市民運動が盛り上がり、警察は取締りを強化していく事になる。

結果、山守組の幹部ほとんどが逮捕された。
先に逮捕されていた広能は、拘置所で偶然顔を合わせた武田に状況を聞き、その中で山守の刑期が1年半というのを受け、
「1年半と七年か。……間尺にあわん仕事をしたのお。」
武田がこの抗争で財産を使い果たした事、政治結社でもせにゃ生き残れんと言ったのに対し、
「もうわしらの時代じゃないで…こう寒さが身に染みるようになると、のぉ…」

多くの若衆を、一般市民を傷つけ、死に追いやって実りなき抗争は一旦、幕を下ろした。



>打本陣営は義政会会長・岡島友次(小池朝雄)を引き込み、陣営強化を図る。
>広能組幹部・河西(八名信雄)が槙原組の刺客により射殺される。
>武田は密かに義政会会長・岡島の愛人と通じて情報を得ていたが、それが災いと転じ情報が漏れ、山守を通じて刺客により射殺されてしまう。
>打本へ明石組幹部・岩井が報復をと迫るが弱腰発動。これによって岩井は広島から撤退せざるを得なくなる。
>岩井が退いた事で山守・槙原は呉と広島を併呑する形に。
>巻き返しに広能は河西の本葬を行ない、神戸・明石組の組員投入を岩井に打診。捨て置けない岩井はそれを承諾する。が、この動乱の裏を拉致された打本が山守の尋問を前に吐いてしまい、広能は仮釈放取消→逮捕となる。
>広能逮捕を受けて、岩井は広能と懇意の中であった義政会若頭・藤田(松方弘樹)を引き込み明石組の看板を掲げる。 広島を神戸に売るのは許せんとして武田は抗議するが断固として拒否。
>藤田の暗躍で抗争が激化。武田も報復として明石組組長宅に爆弾を放り込むなどして応戦。(但し、組長不在を確認しての犯行を示唆。明石組との直接の抗争を避ける為。)

この抗争激化で警察は頂上作戦を発動させるのであった。
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by shivaryu | 2006-04-22 00:00 | 映画