ソウルケイジ/誉田哲也

ストロベリーナイトに続く姫川玲子シリーズ。
ドラマではラスト3話を使って描かれた。

事件の真相についてのプロセスも面白いが、姫川とサブキャストとの関係の進展も面白い。
姫川が苦手とする日下と共に事件解決に向け捜査を進めるのだが、直感型の姫川と、実証型の日下では流石に噛み合わず、彼女の対抗心は浮き彫りにされ、スピーディーとまでは行かないが、丁寧かつダラダラ感なく話は進んでいく。

日下は姫川と同じ捜査1課10係に所属する警部補。
同課・同等級ゆえにライバルではあるが、それ以上の敵視っぷりとその理由が描かれている。
ストロベリーナイトでは盲腸を患い、終盤に少しだけ登場するのみ、しかも姫川が一方的に敵視している面を書かれているだけだった。
だが、姫川が思うほど嫌な男ではない事が彼と菊田の対話や家庭との向き合い方、または上司である今泉が姫川に聞かせた日下の過去話に表れていて、読んでいる大半は姫川に魅力を感じているだろうが、本作品を読めば姫川が嫌がる日下にも多少の愛着を持つのではないかと思う。
少なくとも私はいい刑事だなぁと魅力を感じた。
(まぁこの作品に出てくるメインキャストは魅力的な人間が多いが。)
また、ドラマではほぼ描かれていない姫川と菊田の恋愛の進展もうかがえる。
次作でどうなるのかは楽しみだが、菊田じゃダメだろうなぁとか想像したりもw

次は短編集「シンメトリー」
ざっとパラ見した感じではテンポよく読めそうな気がしてる。
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by shivaryu | 2012-06-28 11:44 | 読書