六百六十円の事情/入間人間

著者はイルマヒトマさんと読みます。
なかなかにほのぼのしつつ、それぞれの心情描写が鋭いというか、入り込みやすい感じで、苦々しい気持ちになったりもする(かも?)

こういうの何ていうジャンル名かわからないので「阪急電車」系と勝手に言いますが…色んな人が不思議な繋がりで最後は幸せな気持ちにもなる作品です。
点と点が繋がって線になり、線が繋がり円になるというか。

ローカルなネタしか転がってないとあるネット掲示板にスレが立つ。
「カツ丼は作れますか?」

…仮に某どこかでこんなスレ立てても数レスもつかずに落ちてしまうだろう。
ま、そこはマイナーなBBSでのこと。スーパーの特売情報なんかと一緒に居座りつづける訳だが、そのスレを見た人々の反応が描かれていく。
厨二病の女性、童貞の高校生、退屈な夏休みを過ごす少女、ニートなのに同棲してる男。
それぞれがそれぞれのカツ丼を思い描き、このスレにレスを残す。
スレを立てた者もまた、そのレスを見て思い立って動き出す。

読後は微笑ましい気持ちになる。
読む時間がなくて読了に結構かかったけど、本好きな方ならスルスル読めるんじゃないかと思う。
積んでるの消化したら入間さんの作品、追っかけてみるかな。(いつになるやらw)
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by shivaryu | 2011-10-22 14:20 | 読書