この世でいちばん大事な「カネ」の話/西原理恵子

梅雨の長雨と読書はとても仲がいい。
ベッドでゴロゴロ、ダラダラしながら読みきってしまった。

この本はちょっと子供向けだったかも知れない。
いや、大人になりきれない大人が読むべきかも知れない。
親があまり教えてくれない「お金」についての話を中心に、西原さんの幼少期から大人になってからの生活を描いている。
西原さんの語り口があっけらかんとしている分、言っている事のリアルさが「逆に」強いスポットで照らされているという感じがした。

自分は昭和50年代に生まれて、西原さんの生まれ育ったような底辺の家庭(あえてこう表現する。)には育っていなかったが、割と身近にそういう世界はあった。
目の端でそういう世界を見ながら「こうはなりたくない」と思ったもんだ。
そう思いつつ、やはり何も学んでいなかったのも事実。
子供のうちはそこからの影響を真正面に受けるだけの度量も見識もないもので、いつも目を背けていたんだろうなぁ。(だから目の端で見てたんだと思う)
もう所帯をいつ持ってもおかしくない大人である今では真正面にそれを見据えておきたい気持ちがある。
そのうち生まれるだろう我が子にそういう世界を心の隅で知っていて欲しい気持ちもある。
なんとなく子供には見せたくないお金の話を大人に聞かせてもらった。
そして、もうちょっと早くこの勉強ができていればあの過ちもなかったのかなぁなんて思ってる。

まー、後悔なしで生きるなんてキレイゴトはないよなぁ。
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by shivaryu | 2011-06-12 21:07 | 読書