秘密。 私と私のあいだの十二話

短編集です。
著者は、吉田修一・森絵都・佐藤正午・有栖川有栖・小川洋子・篠田節子・唯川恵・堀江敏幸・北村薫・伊坂幸太郎・三浦しをん・阿部和重(作品順・敬称略)となっている。
別に著者で惹かれた訳ではない。
いつも通りにパラパラっとめくって「面白そう」と感じたから手にとってそのままレジへ持って行った。

全てがA面/B面という形で形成されており、話に出てくる二人の人物それぞれの視点から描かれているもの。

一番面白かったのは有栖川有栖さんの「震度4の秘密」
結婚が差し迫った男女二人の震度4にまつわる秘密のお話。
男は結婚するに当たり身辺整理をすべく彼女に嘘をついて「出張」をする。
出張先のホテルで彼女に一本の電話。
その時、震度4の地震が起こるのだ・・・と言っても、自分が居る場所ではなく「出張先」で。
一方、女は・・・というお話。
これが一番秘密っぽいよなぁ、と思った。
自分ならどうする・・・?とか12作品中最も入り込んでしまった話だったのでした。

ほほえましい恋の話が多く、全てが一面約3~4ページと軽い感じ。
メディアファクトリー発行/ダ・ヴィンチ編集
ここの短編集、割とサクサクいけていいかも。
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by shivaryu | 2011-06-10 22:39 | 読書