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プラトーン

またまたぁ、古いの引っ張り出して…なんて声も聞こえそうな予感もしますが。
観てないんですよね、実は。

いつも通りにあらすじ(略すと言いながら書いてる)にちょっと触れつつ。

部隊は南ベトナムでも北方。カンボジア方面の前線。
先の「地獄の黙示録」は南部戦線から北方へ向けて進む話だったかと思うんですが
(ぉぃぉぃ、もうウロ覚えか?w)今回はもっと北みたいです。

ベトナム戦争を詳しく知らないのでちょっと調べてみます。
先に書いた文面を一斉に撤回しますが…前線なんてものはなかったとの事です
(…無知の無知たるため息ひとつ)

ここからの言葉遣いには受け取る方によって語弊があると思うのでその点のご指摘はご勘弁。
私の観点で物を言わせてもらいます。

背景に米ソの冷戦があるというのは前提として、攻める守るという考え方で行くと、北ベトナム
(ソ連・中国側)が南ベトナム(アメリカ側)へ攻め込んでいる状況。
多勢に無勢で戦うほど低レベルではなく、ヒットアンドアウェイで攻めては退き、攻めては退き。
この点が前線がなかったと言われる所以かな?と思いますが。
そうして少しずつ戦意を削りつつ南下した、といった経緯でしょうか。

プラトーンの主人公は新兵のクリス(チャーリーシーン)。
まぁなんておぼっちゃまなんでしょ…最後の最後まで、味方の爆撃から生き残ったその時まで
きれいなお顔です。
どろどろでも綺麗とはこれ如何に…と。

焦燥する戦線、下がる士気。その中に政治的な動きもあり。
有能な曹長が2人いて実に対照的。
そのどちらに着いて行くかで(軍人として)生き残るかどうか。ってな具合の人間模様。

そんな二人の曹長のモメ事を挟んであのジャケットの"大往生"
なんですが、私はあのジャケット写真、主人公がラストに…って勝手に思い込んでしまって
ました……中盤でしかも別の人でした(汗

本当の極限とは程遠いかも知れませんが、ベトナム戦争の狂気をまたひとつ観てしまった
という感じ。
極限感で行けばB.H.D.の方が上のような。
ナム戦はそれとはまた違う極限というか。
生命の極限がB.H.D.で、精神の極限がナム戦ってトコでしょうか。

この映画ではほとんど主人公に感情移入してましたが、途中で指揮を取る中尉が「こっちも
ヤケだ」とか言ってて…ダメな指揮官の下で動くのは割りを食うなぁっと思った一面も。
by shivaryu | 2006-01-24 00:00 | 映画